医療コラム

 No.262:旬の果物~梨の魅力~
 No.261:どんな油をとったらいい?
 No.260:和食の素晴らしさ~まごわやさしい~
 No.259:湿邪に負けないために
 No.258:身体に良い砂糖って?
 No.257:春のイライラと肝臓~肝臓をいたわる食事~
 No.256:東日本大震災から10年~備蓄品を見直そう~
 No.255:貧血予防の食事

          過去のコラムの一覧

旬の果物~梨の魅力~



2021年9月
管理栄養士 小西


9月に入り、一気に秋の陽気になりました。
気温差が激しく、体調を崩しやすい時期になりますので、涼しい日は上着を持って
出かけ、就寝時に寒くならないように布団など調整して身体が冷えないように注意しましょう。


さて、秋はおいしい果物がいっぱいですね。果物が好きな方には嬉しい季節となることと思います。
今月は旬の果物「梨」についてお伝えしていきます。








梨の栄養



・アスパラギン酸
アスパラギン酸は、クエン酸回路に働きかけ、疲労のもととなる乳酸の分解を
促進します。梨にはアスパラギン酸が含まれているため、疲労回復が期待できます。
夏の暑さで疲れた身体に梨の適量の摂取はオススメです。


・カリウム
梨にはカリウムが多く含まれています。
カリウムは、身体に含まれている余分な塩分(ナトリウム)を身体の外に出すため、
血圧を下げる効果があります。そのほか、筋肉の動きを正常に保ったり、むくみの改善にも役立ちます。


・水分が多い
100g当たり88%が水分です。みずみずしくおいしく食べられるのも水分が多いからですね。夜に摂取すると水分が多いため、トイレが近くなる可能性があるので、朝か昼に食べるようにしましょう。


・GI値が低い
GI値とは食後の血糖値の上昇を示す指標です。梨のGI値は32と低く、血糖値の急上昇がおさえられます。他の果物と比較すると、かき37、りんご40、ぶどう43です。
梨のGI値が低いことが分かりますね。



・ソルビトール
咳止めや解熱効果があるとされています。整腸作用が期待できますが、摂りすぎると
おなかが緩くなってしまう可能性があるので注意が必要です。


   
・ポリフェノール
血管内の脂質の酸化や、血管が硬くなることを防ぎ、血流を良くしてくれます
また、紫外線による活性酸素を除去してくれるので、シミの発生も防いでくれるため美肌効果も期待できます。



糖尿病食事療法のための食品交換表において、梨の1日の摂取目安量は1/2個までとされています。目安量を守り適量の摂取を心がけましょう。
たくさんの魅力が詰まった梨。今の時期しか食べられないため、ぜひおいしくお楽しみください。