医療コラム

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 No.215:玉ねぎで血液サラサラになる…?
 No.214:サバの栄養
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みんな大好きイチゴの栄養


2019年3月 
管理栄養士 小西

春分の日を迎え、いよいよ春本番です。
桜が咲くのが楽しみですね。
春は気温の寒暖差が激しい季節でもありますので、
油断はせず、体調管理に努めていきましょう。

さて、今月は、「イチゴ」の栄養についてお伝えしていきます。

イチゴは、クリスマスの時期にも出荷されるため、冬が旬と思われる方もいらっしゃると思いますが、旬の時期は3月~4月下旬にかけてで、春が旬の果物です。
イチゴは果物の中でも人気が高く、ケーキやお菓子などによく使われていますね。
そんなイチゴにはどんな特徴があるのでしょうか?





イチゴの栄養素


ビタミンC
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去する働きが
あります。そのため、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中の病気を予防する力や
アンチエイジング効果があります。
ストレスを受けると体の中のビタミンCが減るため、ストレスが多い人はビタミンCの
補給が大切になります。
また、ビタミンCにはしわやシミを防ぐ働きがあり、美肌作りに優れます。


葉酸
葉酸は、たんぱく質や細胞を作る時に必要なDNAなど核酸を合成する重要な働きが
あります。赤血球の細胞の形成を助ける働きや、細胞分裂が活発である胎児の正常な
発育に役立ちます。
葉酸はビタミンB12と協力して血液を作る働きがあるため、欠乏症では巨赤芽球性貧血
という悪性の貧血が見られます。
また妊娠初期の女性が十分な葉酸を摂取しないと、胎児において神経管閉鎖障害という
神経管の発育不全になるリスクが高くなります。


ポリフェノール
いちごには、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれています。
視力の回復や眼精疲労の解消に効果がある栄養素で、目のかすみや疲れ目など目の不調を防ぎます。これはアントシアニンがロドプシンと呼ばれるたんぱく質の再合成を
活性化するためです。
また、血管拡張や毛細血管保護、血液中の血小板凝固抑制作用などがあり、
動脈硬化や血栓症を防ぎ、生活習慣病の予防につながります。


ペクチン(食物繊維)
ペクチンは、腸内でゲル状となって便を柔らかくやする働きがあり、便秘に良いと言われています。また善玉菌の餌となって腸内環境を整えます。


低カロリー
バナナ100g(1本)で約80kcalに対し、イチゴは250g(中粒17個程度)で約80kcal
です。他の果物と比べてカロリーが低いのが特徴です。




おいしいイチゴの選び方


以下の3点に注目し、イチゴを選んでみましょう。

①色
赤い色でつやつやしているもの。

②ヘタ 
ヘタが濃い緑色で、乾燥していないもの。そして上へしっかり反り返っているものが新鮮。

③香り 
イチゴらしい美味しそうな香りを感じるもの。




現在は旬の時期ですので、値段もお手頃になるためお財布に優しいですね。
いちごは低カロリーですが、練乳をかけるとカロリーが高くなってしまうので、
なるべくそのまま食べる事をオススメします。
みなさんも、ぜひイチゴを食べてみて下さい。