心臓・人間ドック(基本コース)の流れ

受付
クリニック外来受付にて、ドックの受付をしていただきます。
オリエン
テーション
ドック担当スタッフのあいさつと、受けていただく検査内容の説明およびタイムスケジュールをお話いたします。
その後、事前に記入していただいた問診表を確認していきます。
身長・体重測定
肥満度(BMI)
まず身長と体重測定から始まります。
このデータは肥満者のチェックとともに、さまざまな検査項目の基準を出すのに用います。
尿検査
尿を少量採取させていただきます。
尿に含まれる糖・蛋白・潜血・ウロビリノーゲン等から、糖尿病、腎臓病、肝臓病等の有無を調べます。
高精度体成分
分析検査

人体は水分、たんぱく質、ミネラル、脂肪といった成分で構成されています。
nbodyは体成分や内臓脂肪断面積を検査します。
(所要時間約5分)
胸部X線検査
心臓の大きさやシルエット、肺の状態をチェックします。
心臓と肺は、機能的にはひとつの臓器といってよく、心臓の状態を知る上で重要な基本的検査です。また同時に、肺の腫瘍、肺結核、肺気腫などの有無をチェックできます。
心電図検査
胸部・手足に心電計の端子をあてて、ベッドに寝たまま行なう検査です。
心臓は電気的に動いており、この動きに伴って生じる電流を波形として記録したものです。心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈疾患などについての多くの情報が得られます。
血圧脈波検査
ベッドに寝た状態で、手足の血圧を同時に測定する検査です。
動脈の狭窄・閉塞と硬さを総合的に評価します。生活習慣病による早期血管障害・動脈硬化度を検出でき、心臓・脳血管疾患の予知因子のひとつとしての意味があります。
(所要時間約15分)
心臓超音波検査
胸部にゼリーを塗り、人体には影響のない超音波を胸部にあてて行なう検査です。 心臓の形態や心臓内の弁の動きを詳細に観察でき、ドップラー法により心臓内の血液の流れもわかります。これらにより心臓の形態と機能が評価でき、ほとんどの心臓疾患の診断ができます。
(所要時間約30分)

超音波診断装置 Vivid S70N
腹部超音波検査
腹部にゼリーを塗り、人体には影響のない超音波を腹部にあてて行う検査です。肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などを観察でき、ドップラー法により臓器内の腫瘤や結石などの異常がわかります。
(所要時間約30分)
※人間ドック 基本コース
医師による診察
心身の健康状態を問診・視診・聴診・触診などによりチェックします。
健康や病気に対する日常の不安や悩みを医師に相談してください。
食事栄養
インタビュー
日常の食生活について、経験ある管理栄養士が具体的にやさしく、食事栄養インタビューを行います。また総合的診断に基づき、アドバイスを行います。
(所要時間約20分)
血液生化学検査
糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をはじめ、肝機能・腎機能障害や貧血の有無などを調べます。
血清
ペプシノーゲン
検査
血清ペプシノーゲン値で消化性腫瘍や胃癌の危険予知をスクリーニングする検査方法をペプシノーゲン法と呼びます。
※人間ドック 基本コース
活性酸素及び
抗酸化力検査
活性酸素は、生きている限り体内で産生される代謝産物でありますが、かたよった食事、不健康な生活習慣やストレスなどにより過剰に産生されると血管内皮細胞を含めた体組織の障害因子となります。
動脈硬化の始まりは血管内皮細胞の障害であり、活性酸素は硬化の促進・高血圧・心筋梗塞などの循環器疾患、がんなどすべての病気と関連していることがわかってきています。採取した微量の血液で測定できます。

活性酸素・フリーラジカル自動分析装置
冠動脈CT
造影検査
造影剤を静脈内へ注射し、心臓の冠動脈の動脈硬化や石灰化の有無を調べる機械です。
64列マルチスライスCTでは、従来のCTに比べて格段に鮮明な冠動脈画像を描出できます。常に動いている心臓・冠動脈も、心拍変動の影響を受けずに、さまざまな心疾患の要因を早期に発見することができます。
(所要時間約30分)
所要時間 約4時間
  • ※ 順番はスタッフがご案内いたします。
  • ※ 当日の状況によって、検査の順序が異なることがございます。