医療コラム

夏を快適に!クエン酸の力

2015年7月18日
管理栄養士 中居有紀


大型で非常に強いと言われていた台風11号も、東京からは離れたようです。
一時はクリニック前のゆどの川でも、見ているだけで恐ろしくなるくらいに勢いよく水が流れ、水位もかなり上昇していました。
雨の中、栄養指導に来られていた方も、その時は本当にびっくりされていたようでした。

でも天気予報では、東京は明日から晴れ!
この週末から梅雨明けともいわれ、30℃を超える予報も出ているようです。

まだ暑さに体がついていけなくて、体のだるさや重さを感じる方も少なくありません。
そんな時は、食事に一工夫してみるのはいかがでしょうか♪

バテ対策といえば、よく知られているものの一つが、 クエン酸
今日は、そんな有名なクエン酸を、改めて復習してみましょう!

 

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クエン酸って?
すっぱい成分として有名なクエン酸。
クエン酸は、食物が体の中でエネルギーに変わる過程(クエン酸回路)で働く、有機酸の一つです。エネルギーを生み出すには必要不可欠なもの。
逆にクエン酸が不足してしまうと、『乳酸』と言う疲れや肩こりのもとになる成分が体の中に増えてしまい、またエネルギーの生産が十分に行われにくくなり、これが夏バテや疲れの原因になります。
だから、体が疲れや夏バテを感じないようにするためにも、汗をかいて体を酷使する夏こそ、クエン酸が必要になります。
 

クエン酸を摂るには何を食べたらいいの?
クエン酸は、その名前の通りに酸っぱいものが多く、有名なお酢や梅干しの他にも、次のような食品に多く含まれています。

※梅は未熟な時にはリンゴ酸を多く含み、生長するにつれクエン酸が増えていきます

◆レモン
◆ライム
◆グレープフルーツ
◆イチゴ
◆キウイ
◆アセロラ
◆みかん等
クエン酸は、熱に弱く水に溶けやすい性質があるので、生のままで摂るようにしましょう♪

 

クエン酸、夏バテ防止以外に何か役立つの?
クエン酸は、夏バテ防止や疲労回復以外にも、↓のようなことに効果があります。

◎食欲増進
 ―クエン酸がたくさん含まれているレモンや梅干しを食べると、酸っぱさで唾液が過剰に分泌され、胃液が出て胃が活発に働き、食欲がない時に手助けしてくれます。

◎二日酔いの予防
 ークエン酸は肝機能を高めるだけでなく、頭痛や胸やけなどの二日酔いをもたらす「ケトン体」を代謝するのにも働きます。

◎便秘解消
 ークエン酸には、腸を刺激して便意を促す働きがあります。水分にレモン汁をたらして、起き掛けにレモン水を飲んだりしてもGOOD。

◎ミネラルの吸収促進
 ―健康や美容のために摂ったミネラルを、クエン酸の力でより吸収させやすくします。

 

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ただしクエン酸だけ摂っていれば、すぐに健康になるというわけではありません。
この夏も日々のバランスの良い食事を心がけつつも、少しクエン酸を取り入れて体調を整えて、楽しく夏を乗り切りましょう!

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