2013年11 月20日
管理栄養士 中居有紀
先ほど、いただきました!
集団栄養指導にもいつも参加されている女性から、お手製の新しいペットボトルケース♪
2色模様で、ウッドビーズも編みこまれた、どこか冬仕立てなとっても可愛いケース!
本当にうれしいです。大切に使わせていただきます
さて先週、“木枯らし一号”が吹いたと発表された東京。
クリニックでも、暖房器具が欠かせなくなってきました。
寒くなり、風邪ひきさんも、あちらこちらに見かけるようになったこの季節。
冬本番に備えて、免疫力をつけていきたいものですね!
そこで次回の栄養学講座で
は、免疫力をアップさせる食事の仕方のポイントについて、冬の食卓の代名詞"鍋料理"に応用させてご紹介していきます。
コラムではそれに少し先取りして、"身体の中で免疫が強化される仕組み"や、また免疫力強化のための"食事の仕方"について、少しだけポイントをご紹介します。
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■免疫反応は、どうやって起こる?
免疫は、大きく 自然免疫 と 獲得免疫 の二つに分けられます。
自然免疫 の仕組み
生まれつき持っている免疫系。
体に入ってきた異物を、免疫細胞(マクロファージやナチュラルキラー細胞)が食べてやっつけ、体を守る最前線の働きをしてくれます。
獲得免疫 の仕組み
いろいろな菌やウイルスに感染することで身につく免疫系。
自然免疫でカバーし切れない場合に働きます。指令を受けた免疫細胞(B細胞)は、
抗体
というタンパク質をつくり出し、これで異物を攻撃します。
■免疫細胞は、どこにいる?
免疫細胞の6割が、
腸
に存在します。
腸には、口を通じて身体に入ってきた食べ物だけでなく細菌やウイルスも入ってくるため、その侵入を食い止めなければなりません。このため異物を撃退するたくさんの免疫細胞が腸で待機していて、異物を撃退してくれます。この他、わきの下や足の付け根にあるリンパ節にも多く存在します。
■乳酸菌を摂って、免疫力を高める
免疫力強化のためには、腸の調子を整えておくのが大切です。
上でも書いたように、免疫細胞が多数腸に存在し、反応も腸で起こるため、腸と免疫反応は切り離せない関係だからです。だから、腸の調子を整えてくれる食品を積極的に摂りましょう。
中でも乳酸菌は、腸の調子を整えてくれる働きがあります。
乳酸菌の多い食品―味噌、ぬか漬け、キムチ、ザーサイ
を食生活に取り入れてみましょう。
(上記のような植物性乳酸菌が多い食品がgood、動物性乳酸菌の多い乳製品は、動脈硬化などの予防のためにも控えることをお勧めしています)。
この続き、詳しくは今月末と来月初旬にある集団栄養相談会にてお話します。
関心のある方は、スタッフまでお気軽にお申し付けください。
冬本番に向けて、身体も冬支度が整いますように。
(No.39)