医療コラム
旬の野菜~春の皿には苦味を盛れ~
2026年3月
管理栄養士 小西
管理栄養士 小西
3月は寒い日もありましたが、暖かい日も増えてきている印象です。
春になると、色々な食材が出てきますね。
みなさんは山菜など苦味がある野菜はお好きですか?
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざがあります。
これは、春には、苦味のある旬の野菜を食べて、冬のからだから春の体へと切り替えることを勧めることわざです。
春の苦味のある野菜とはどんな野菜でしょうか。
今月は、今の時期旬の苦味のある野菜について説明していきます。

春は肝臓の働きが活発になる季節
マクロビオティックの観点から、春は肝臓の働きが活発になる季節です。苦味のある食材は、肝臓の働きを助けるといわれています。
肝臓から毒素を排泄し、デトックスが期待できます。
また、肝臓が弱ると、イライラしたりストレスを感じやすくなります。
春は苦味のある食材を意識して食べると、肝臓をいたわることができます。
苦味のある食材と栄養価や特徴
・ふき
96%が水分です。100g当たり、11kcalと低カロリーです。
食物繊維も豊富に含まれています。
不溶性食物繊維が多く含まれているため、便の量を増やし便秘の予防に役立ちます。
・ふきのとう
ふきの花蕾。クエルセチンが含まれ、動脈硬化の予防や、抗炎症作用をもつため関節の痛みを和らげる可能性がります。アルカロイド系の苦味成分が含まれます。そのため、食べ過ぎには注意が必要です。
苦味成分が、食欲増進に役立つ場合もあります。
・ぜんまい
生ぜんまい(若芽 生)100g当たりにβカロテン500μg含まれております。βカロテンは、身体の中ではビタミンAの働きをします。βカロテンは、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去します。
肝がんや胃がんの発生を抑制に効果がある可能性も報告されています。
・わらび
生100g当たりに葉酸が130μg含まれます。
葉酸は、赤血球の形成を助ける働きや、胎児の正常な発育をサポートする役割があります。
・タラの芽
100g当たり(若芽 生)ビタミンK99㎍含まれます。
ケガなどの出血時に、血液を固めるために必要な、プロトロンビンという物質を肝臓で作るのに役立ちます。骨にカルシウムを沈着させるオステカルシンというたんぱく質を活性化します。
骨を強くし、骨粗鬆症のリスクを減少させることができます。
春分を過ぎ、春本番を迎えています。
苦味のある野菜を食べて、身体を冬から春へと切り替えていきましょう。
