2013年1月19日
管理栄養士 中居有紀
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
「年末年始は飲み食いしていたから尿酸値や中性脂肪が上がっちゃったな! 」
新年も、続々と栄養指導の中で患者さんたちとお話しさせて頂いていますが、このようなお話をされる方が、やはり少なくありません。
伝統行事、季節のイベントを大切に楽しむのは、暮らしを豊かにしてくれるものですが、健康に楽しめる程度の、ほどほどな食生活で新年を迎えられているといいですね。今月の集団栄養指導の席でも、皆さんからお話を聞かせて頂くのが楽しみです。
さて、今月14日の成人式の日は、クリニックのある東京都内は7年ぶりの 大雪 !!今も尚、道の残雪が消えません。こんな寒い時期は、コートやマフラーなどの防寒具で外側から体を温めることも大切ですが、少し食生活にプラスαするだけで、冬場外を歩いていても、内側からポカポカと温まれる方法があります。
今日はそんな 『体を内側から温める3つの食事法』 についてがテーマです。
1.朝ご飯を食べる
『 食事誘導性熱産生 ( DIT =Diet Induced Thermogenesis)』をご存知ですか?
食事をすると、体が温まります。これは食べ物を消化・吸収するときに体がエネルギーを発散するためで、『食事誘導性熱産生(DIT)』といいます。この DITの量は、特に朝が最も多く 、夕方から夜になるにつれて少なくなります。(夕食より朝食をしっかり摂った方が太りにくいといわれるのもこの関係です)
さらに睡眠中は、体内での熱産生が少なく、一日の中でも体温が一番下がるため、 翌朝は体温が低下 しています。このまま何も食べずに朝外に出れば、気温の低い冬に寒さで凍えてしまうのも当然のこと。朝ご飯を食べてから外出していますか?
寒い朝は、朝食を食べて体の中で熱をつくった状態で一日をスタートさせましょう。体が内側からポカポカと温まります。
2.コーヒー・緑茶は控えめに
カフェインは 、東洋医学では 体を冷やすもの と考えられています。
「寒いから、温かいコーヒーを飲もう」という人をよく見かけますが、コーヒーには体を冷やすカフェインが豊富に含まれています。このため一時的に体は温まっても、少し時間が経つと、コーヒーを飲む前よりさらに体を冷やしてしまいます。寒くても、温かいものを飲めばいいというわけではありません。体を温めたい時は、カフェインの多いコーヒーや緑茶は控えましょう。比較的カフェインの少ない、温かいほうじ茶や番茶を飲むと、体の内側が温まり、また体が冷えにくくなります。
3.極端に偏った食生活をしない
インスタント食品が多かったり、野菜不足や、毎日ラーメンばかり食べている…そんな偏った食生活をしていると、ビタミンやタンパク質などの必要な栄養素を十分に摂ることができず、 体の中で代謝回路が十分に回れなくなってしまいます 。血液の循環も悪くなり、手足の冷え・しびれにもつながってしまいます。極端に偏ることがないように少しでもバランスを意識するようにしてください。
暦の上では「大寒」は過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。
体の内側から温めて、今年はますます!心身 ともに健康な一年となりますように。
(№.29)