医療コラム

体重管理ができている人の特徴~GWの体重増加を経て~



2024年5月
管理栄養士 小西



5月に入り、GWが過ぎてあっという間にもう後半です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、栄養相談では体重が増えているという方とよくお話をします。
年末年始よりも、一気に増加している方が多い印象です。

休日が多いと、外食や間食が増えたり、時間があるので食べる量が増えてしまうということがあるようです。

体重が増えている方もいらっしゃいますが、一方で着々と体重が減っている方やキープしている方も多いです。

双方の違いはどこにあるのでしょうか?

今月は体重の管理ができている人はどのようなことをやっているかをお伝えしていきます。






体重管理ができている人がやっていること




①体重測定
毎日体重計に乗っていると、日々の体重の変動を見ることができます。数字を目視することにより、少しの体重増加であっても、食べる量をセーブしようという気持ちになります。少しずつ体重が減ってくるとさらにモチベーションが上がり体重測定が習慣になっていきます。ぜひ体重測定をしましょう。


②足し算よりも引き算
身体に良いものを取り入れようと色々な食品を取り入れる方も多いですが、食品の数を増やすと、エネルギーの過剰摂取になりやすいです。何かを増やしたら、何かを減らすとエネルギーのバランスがとれます。
体重が減らない方は、足し算ではなく引き算で考えましょう。


③できることをやっている
生活スタイルがさまざまなため、帰宅が遅い方や会食が多い方人など生活に違いがあります。
その中でも、これだけは必ずやると決めてやっている方は体重管理ができています。
小さな積み重ねでも、結果は必ず出るのでできることをやるようにしましょう。


④食べ物は多いと思ったら残す
作った量や出された量が多い事もあると思います。無理して食べてしまうと、明らかにエネルギーオーバーになります。残すことがもったいないと思う方は衛生的に保管して、食べ過ぎないように工夫をしましょう。


⑤3食の食事の時間以外には食べない
体重が増えていく人は、無意識に食べ物をつまんだりしています。そのため、自分が何を食べたのかわからないという人が多く、エネルギーの過剰になっていることにも気づきにくいことがあります。
一方で太らない人は、食事の時間以外食べ物を食べていません。食事以外の時間に食べること(間食)を控えることは大切ですね。




適正な体重を保つことは、生活習慣病の予防につながります。
体重が増えている方は、上記を参考に取り組んでみましょう。