2013年4月20日
管理栄養士 中居有紀
写真は、前回の集団栄養相談会に来るときに、参加者の一人の方が摘んで持ってきてくださったつくし達です。
最近は見ることもほとんどなくなっていましたが、久しぶりにつくしから感じる春に、心癒されました。
中にはつくしを、あくをとって料理に使い、炒めたり卵とじにして食べる方もいるとのこと。
ちょっとした食文化の違いは、大変興味深いものです。
さらには管理栄養士の私にと、こんな素敵なプレゼントもいただきました。
お手製のペットボトルケース。
丁寧にビーズが1つ1つ縫い込まれていて、とても素敵です。これから暖かくなって喉もますます乾く季節。栄養指導の合間の水分補給に、ありがたく使わせていただきたいと思います。
さて新年度がスタートし、栄養指導の席でも既に生活パターンが変わったという方に何名かお会いしました。中には、
「仕事の関係でやむを得ず外食が増えてしまったため、外食でも少しでもヘルシーに食べる方法を知りたい」
という方も。一年で一番、生活パターンが変わりやすい時期です。そこで今回は中でも外食に関する少しでも『ヘルシーに外食を利用する方法について』がテーマです。
ポイント1.外食の欠点を攻略する
体に悪いイメージを持たれがちな外食ですが、外食の欠点としては以下のようなことが挙げられます。
・野菜が不足しやすい
・高脂肪・高エネルギーになりやすい
・塩分とりすぎになりやすい
・何をどれだけ食べたかわかりにくい
ポイント2.お店の選び方に注意
外食の場合、お店選びがとても重要です。低脂肪の料理や野菜料理の種類が豊富なお店だと理想的。牛丼屋やラーメン屋のように、一つの料理にこだわっているようなお店は、バランスが偏りやすく高カロリーになりやすいため、健康のためには頻度をなるべく減らすのがおすすめです。
またメニューを選ぶときは、外食でも「主食(ご飯/パンなど)+主菜(魚/肉など)+副菜(野菜/海藻など)」のスタイルがGOOD。バイキングのお店や居酒屋では、これを自分で決めやすいので、上手に利用するといいでしょう。
さらにダイエット向きや自然食メニューの多いお店も、ヘルシーにまとめやすいので、おすすめです。
ポイント3.同じものを続けて食べない
いつも同じ店、同じメニューだと栄養バランス的に偏りがちです。お店やメニューを意識的に変えた方が、バランスが偏ったりカロリーの摂り過ぎも抑えられやすくなります。
ポイント4.食べ過ぎの対策は前後の食事で調整
宴会や付き合いなど特別な席での外食は、カロリーを気にせず楽しく食べたいものです。そんな時は、その前後の食事量を控えたり運動をするなどして、調整の気持ちを忘れないことが大切です。
外食も上手に利用して、ヘルシーに食生活を楽しみましょう!