医療コラム

まだ暑い!~食中毒に注意しよう~


2022年8月
管理栄養士 小西


今年は猛暑で、暑い日がとても多かったですね。
立秋を過ぎていますが、まだまだ暑い日が続きます。
そこで気になるのが食品の衛生管理です。
実は、食中毒は、夏だけでなく9月~10月にも多く発生しています。
なるべく、体調を崩す事は避けたいものです。

食品の衛生管理はどのようにしていけば良いでしょうか。
今月は、食中毒の予防についてお伝えしていきます。





食中毒の予防



・買い物したものはすぐに冷蔵庫・冷凍庫へ
20℃~50℃は菌の増殖が盛んになります。特に、生の肉や魚は傷みが早いので、
買い物をして帰宅したらすぐに冷蔵庫・冷凍庫にしまいましょう。
また、惣菜も常温放置はせず、冷蔵庫に入れましょう。


・卵は加熱して食べる
卵はサルモネラ菌で汚染されていることがあります。きちんと加熱すればサルモネラ菌を死滅されることが出来ます。特に、お弁当に卵焼きやゆで卵を入れるときは、半熟ではなくしっかりと加熱しましょう。


・味噌汁、カレーなどは残ったら冷蔵庫へ
味噌汁やカレー・シチューなどを常温で放置すると、ウェルシュ菌が増殖します。
この菌は100℃で1時間加熱しても死滅しないため、菌を増やさないことが重要になります。加熱調理後は、常温放置せずに10℃以下に冷却しましょう。また、たくさん作らずに食べられる分だけ作るということもこの時期には大切です。






・ペットボトルに口をつけたものは、その日のうちに飲みきる
一度口をつけたペットボトルは細菌が増えてしまいます。その日のうちに飲みきりましょう。また、直接口をつけるのではなく、コップに入れて飲むと細菌の繁殖を防ぐことが出来ます。


・お弁当にはよく冷ましたものを入れる
温かいうちに、ごはんやおかずを入れてしまうと蒸気がこもってしまい水分が多くなってしまいます。水分が多くなると、細菌が繁殖しやすくなります。しっかりと、冷ましてから入れましょう。


・おにぎりはラップでにぎる
手には黄色ブドウ球菌がついています。素手でおにぎりをにぎってしまうと、黄色ブドウ
球菌が増殖し、食中毒の原因になります。必ずラップまたは手袋をしてにぎるようにしましょう。







・まな板や包丁は、きれいに洗い消毒する
生肉にはカンピロバクター、腸管出血性大腸菌O-157、サルモネラ菌が付着していることがあります。生肉を切った後は、まな板や包丁を洗剤で洗い、さらに熱湯をかけて消毒をしましょう。また、野菜など生で食べるものを先に切り、その後に肉を切るようにしましょう。


・手指を清潔に
基本的なことですが、調理をする前は石鹸で手をきれいに洗いましょう。
また、生肉や生魚、卵をさわったらその後必ず手を洗いましょう。
手に傷があるときは、手袋をして調理しましょう。






食中毒になると、下痢や嘔吐、場合によっては発熱することもあります。
その結果、身体の免疫力も下がってしまい、他の感染症にもかかりやすくなります。
食中毒にならないために、ご自身でできることはしっかりと行い気をつけて生活していきましょう。