医療コラム


ビタミンA・C・Eをとろう~免疫力アップに~


2022年1月
管理栄養士 小西

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
大寒を過ぎ、とても寒い日が続いております。
寒いと、体調を崩しやすくなりますよね。体温が1℃下がると、免疫力が30%下がると言われています。そのため、冬の時期は風邪をひいてしまったり、ウィルスに負けてしまうことがあります。

体調を良い状態で保つには、免疫力を下げないことが大切になってきます。
免疫力を高めるには、日々の食事、良い睡眠、軽い運動が必要になりますね。

今月は、免疫力アップに必要とされるビタミンについてお伝えしていきます。






ビタミンA・C・Eの働き



・ビタミンA
食材:人参、かぼちゃ、ほうれん草、春菊

皮膚の粘膜や粘膜を正常に保ち、感染を防ぐなど重要な働きをしています。
油と一緒にとると吸収率が上がります。
オリーブオイル、なたね油など質の良い油を使いましょう。


・ビタミンC
食材:ブロッコリー、ピーマン、じゃがいも、いちご、キウイフルーツ

皮膚、血管や筋肉を丈夫に保つコラーゲン生成を保つのに欠かせません。
風邪をひいているときは、消耗が激しくなります。
ビタミンCは熱に弱いため、加熱しすぎないようにしましょう。
また、水溶性のため、水に長い時間つけておくとビタミンCが流れ出てしまうので注意
しましょう。


ビタミンE
食材:かぼちゃ、アーモンド、落花生、うなぎ、ツナ缶

細胞膜を酸化から守る働きがあります。
ビタミンCと一緒にとることによって、抗酸化力が高まります。
ビタミンAと同様で、油と一緒に摂取することで吸収がよくなります。




身近にある食材で、免疫力をアップさせましょう。
また、身体を冷やさないことも大切です。温かい服装ででかけることや、身体が冷える
ような冷たい食品にも注意しましょう。
暖房で乾燥するため、水分の補給もこまめにすることも大切です。
まだまだ寒い日が続きますが、体調を崩さないように乗り越えていきましょう。