医療コラム


秋になる前に気を付ける事



2019年9月
管理栄養士 小西

9月に入り、台風が関東を直撃し、その後9月とは思えないほどの猛暑日になりました。
ゲリラ豪雨の日もあり、夏のように感じることもありますね。
しかし、夏に比べて日の長さは確実に短くなっているのが分かります。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますので、暦の上では秋分の日を境に涼しく
なってくることと思います。
しかし、現在は気候が安定しないため、体調を崩しやすく、また夏の疲れが出て風邪を
ひきやすい時期になります。

そんな時期だからこそ、バランスのとれた食べ物をとり、生活にも気を付けて調子を
整えていく必要があります。
今月はこの時期に気を付けるポイントをお伝えしていきます。







結球性の野菜を食べる(玉ねぎ、キャベツ、カボチャ、かぶ)
マクロビオティックの観点から、形が丸いものは、心を安定させてくれると言われて
います。気候が不安定ですと、心も不安定になってしまいます。
丸い野菜を取り入れ、心のバランスをとっていきましょう。






お菓子ではなく自然の甘味を増やす
精製されている白砂糖を含んでいる食品は、血糖値を急激に上げてしまい血糖値を
下げようとインスリンがたくさん出され膵臓に負担がかかります。
野菜やイモ類など、自然な甘みを使った料理を増やしていきましょう。
満腹感も得られやすくなります。



小食を心がける
夏に冷たいものを摂りすぎ、胃腸の機能が低下していることが多いため、満腹まで食べず、小食を心がけましょう。
特に夜はたくさん食べてしまうと、消化にエネルギーを使ってしまうため、良い睡眠が
とれません。
腹7分目を心がけ、食べ過ぎないように気を付けましょう。



穀物(主食)をしっかりとる
主食を抜くと、おかずの食べ過ぎにつながります。
おかずが増えてしまうと、たんぱく質、脂質、塩分の過剰摂取につながります。
また、たんぱく質が増えることにより、腎臓に負担がかかってしまいます。
主食は身体のエネルギー源となります。
この時期は、栗ご飯、いもご飯などを作り楽しみながら主食を摂ることをお勧めします。











今の季節に体の調子を整えておくと寒くなってからの不調を防ぐことができます。
身体を労わりましょうね。