医療コラム

みんな大好き鶏肉の栄養




2021年12月
管理栄養士 小西 


12月に入り、ぐっと寒くなりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
みなさま年末の忙しい中ですが、栄養相談は毎日予約が満席で、たくさんの方々とお話をさせていただいております。

さて、12月といえばクリスマス。日本のクリスマスは、ケーキはもちろんですが、
「チキン」を食べることが当たり前になっていることと思います。
もともと、アメリカでは七面鳥を食べていましたが高価なため、チキンを食べることが広がって今に至るようです。


今回は、「鶏肉」としてどのような栄養があるのかをお伝えしていきます。







鶏肉の栄養



・たんぱく質が豊富
100g当たり、たんぱく質含有量は鶏むね肉21.3g、鶏もも肉16.6gとたんぱく質を多く含みます。(若鶏肉の栄養価です。)
たんぱく質は、骨や筋肉、血液など身体のもとを作る大切な栄養素です。


・脂質が少ない
皮無しの場合だと、100g当たり脂質含有量は、鶏むね肉1.9g、鶏もも肉5.0gと少ないです。(若鶏肉の栄養価です。)脂質を制限したい方、ダイエットしたい方にはオススメです。


・飽和脂肪酸の含有量が少ない
牛肉や豚肉に比べ、鶏肉は皮をとった場合飽和脂肪酸の含有量が少なくなります。
飽和脂肪酸は、摂りすぎると悪玉コレステロールの上昇につながり動脈硬化の原因となります。生活習慣病を進行させないという意味では、肉類を摂取するときは、鶏肉の皮を取り、1食片手に乗る程度がオススメです。


・ビタミンAが含まれている
鶏肉には、ビタミンAが含まれおり、目の健康に保つ働きや、皮膚や粘膜を正常に保ち
感染を防ぐなど重要な働きがあります。


・安価で経済的
豚肉、牛肉に比べ、鶏肉は安価なためとても買いやすく主婦の味方です。
そのため、鶏肉で代用して料理をする方も多いように思います。


・さまざまな料理に使うことができる
クリスマスで食べるチキンのように揚げたり、ソテー、焼き鳥、煮物、スープ、鍋などあらゆる料理に使うことができます。使い勝手が良いため、たんぱく源のおかずとして食卓に上がることも多いと思います。




何かと使いやすい鶏肉。まだまだお家で過ごされる方も多いと思います。
ぜひ、鶏肉を使い料理を楽しんでみてください。





今年も、コラムをお読みいただきありがとうございました。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。